男を上げる研究所

「男を上げる」というキーワードを研究対象とし、「理想の男」を目指して未来を拓く事を目的とした研究所

未来予測は可能?ーホモ・デウスDVDの感想文

先日金融日記読者にはお馴染みのサウザー氏のブログ経由にて、サピエンス全史著者であるユヴァル・ノア・ハラリ氏の最新作「ホモ・デウス」の完全映像版、つまりDVDが発売されたという事で早速購入。

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今回はそのDVDの紹介と感想をサラッと書いていこうと思う。

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DVD内容自体は、およそ90分の長さで、ハラリ氏と司会者のBBC経済エディター、カマル・アーメッド氏の二人が壇上で著作「ホモ・デウス」に関する内容を聴衆の前で話すという設定。

 

映像自体はずーっと同じ講堂で話しているだけなので、「サピエンス全史」を読んでいない人にとっては子守唄にしか聞こえないと思う。(もちろん私は読んだ。読みはしたが、もう2~3回読まないと完全に内容を把握できないほど濃い内容だったと付け加えておこう)

 

ちなみにこの「ホモ・デウス」だけど、日本語訳の書籍がまだ発売されていないので、私自身も内容に関しては知識ゼロだ。このDVDの中でこれからの【未来】について話をしているので、恐らく本の内容もそのようなものだと勝手に解釈している。

 

早速私見たっぷりではあるが、感想を書いていこう。

 

人類が直面してきた3つの問題

 

現代は、人間の創意工夫と科学の発達によって、過去数千年において問題となっていた以下の3つを抑える事に成功したとハラリ氏は言う。それは、

 

・飢餓

・疫病

・戦争

 

だ。

 

今や餓死して死ぬ人より過食が原因で死ぬ人数の方が多いと言う。どんだけ食べれば死に至るんだよ。

 

そして、感染症で死ぬ人より老衰で死ぬ人の方が多いと言う。医学や科学の進歩によって寿命が大幅に伸びたって事だ。でも今や日本は高齢化が社会問題になってるけど。

 

最後の戦争。人が人を殺す蛮行。考えただけでも恐ろしい。だが、いまや戦争や犯罪、テロで死ぬ人数よりも、自殺して死ぬ人の方が多いらしい。メンタルが弱くなっている証拠か。今まで隠されてた不都合な真実がインターネットの発達によって多くの人が知ることになり、未来に絶望して自死を選ぶ人が増えたって事なのか。あとはネットいじめか。

 

なんだか1つ問題を解決したら、また違う問題が発生しているようで、これじゃイタチごっこだな。未来、大丈夫か?

人工知能の発達と台頭

 

今後は人工知能の発達により、簡単な作業は全て機械が担う未来になるという。つまり、不要階級が出来上がるらしい。もちろん今すぐにではないけど、例えばタクシードライバーのようなA地点からB地点まで自動運転車で人間(荷物もいずれそうなるかな?)を運ぶのは機械が出来るようになる。そうするとタクシードライバーは失業し、用無し階級に属する事になってしまうのだ。

 

この人工知能に関してはいまでも様々な媒体で議論がなされているようで、まだまだ機械による自動化は先の事、と予測する人もいれば、もう数年、十数年すれば人工知能が社会の一員になる日が来ると予測する人もいる。例えばアマゾンの工場内のロボットなんかを動画でみると、ロボットってすごいな、と感心してしまうのも無理はない。

 

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情報技術の発展(DVD内では情報革命、Information Revolution)によって、過去の膨大なデータも情報として現在と未来のために活用される時代となった。いわゆるビッグデータだ。

 

過去のデータを参考にして、未来がどのようになっていくかを予想する。至極当然の長柄だ。ちょうどアマゾンで何気なしにエロDVDを物色すると次の日からオススメとしていろんなエロDVDをメールやスマホ広告で紹介してくれる。この非常におせっかいなシステムには頭を下げざるを得ないだろう。

 

産業革命から情報革命が起こり、人工知能が発達し、過去の膨大なデータを元に果たして未来を予測することができるのだろうか?

 

未来予測は可能なのか?

 

結局はこの2つの質問に主旨が集約されるんだと思う。

 

1,今後どのような未来になるのか?

2、未来予測は可能かどうか?

 

人がサルから分化して現代のホモ・サピエンスとして地球を制覇するまでの膨大な過去を研究したハラリ氏。もちろん読者や聴衆はこの質問に終始するのは火を見るより明らか。

 

では、この回答は?

 

答えは、

 

「わからない」

 

「未来予測は非常に難しい」

 

との事だ。なんか拍子抜けだ。

 

過去の膨大なデータとそれを元に演算して未来を予測する、その時代の速度が速すぎるらしい。現時点で予測したものも、すぐにまた変化してしまうのだという。

 

なんかホッとした

 

これを聞いて(DVDだから「観て」が正しいのか)、なんか安心した。

 

もちろんハラリ氏の考えであり、日々研究しているイーロン・マスク孫正義のような科学者や技術者、起業者に言わせればその解答はまた変わるのかもしれない。

 

しかし某ビールのTVCMで、妻夫木聡と元日本代表の中田英寿氏がこんな事を言っていた。

 

妻「世の中で無駄だと思う事は?」

 

ヒデ「分からない事を心配する事」

 

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(0:30くらいからのやり取り)

 

結局はそうなんだと思う。わからないことをいちいち心配してもしょうがない。

 

恥ずかしながら、このDVDを購入して観ているという事は、私自身にも未来がどのようになっていくのか多少の期待と不安があった事を証明している。

 

もし未来予測が今後情報技術や人工知能ビッグデータによって容易にできる時代になってしまったらと思うと、私は絶望感を味わっていたであろう。

なぜなら真っ先に未来予測ができないこの私は容易に取り残され、用無し階級のボスとして君臨する羽目となるのは目にみえていたからだ。

 

実際に、未来予測が可能になり、どんな未来がこれから到来するのかおおよそながら分かったとしても、やっぱり行動力がなかったり、勉強する姿勢がなければどんな未来になろうとその人はダメ人間のままでしょう。

 

女の子にモテたいと思って、脇目も振らずに自分磨きに励んだ人はどんな未来になろうと女の子と仲良くなってこれまで通り子孫を残すだろう。過去も現在も未来も、努力しない非モテの末路は大して変わらないはず。

 

未来予測したって、本人の未来に適応する姿勢がなければ何も変わらないよ。

 

もちろん、向上心、日々の健康、気の持ちようと計画性で避けられるトラブルは大人として避けるべきだ。

 

だけど、日々楽しく過ごしている、過ごせているのにまだ見ぬ未来を心配して心をすり減らしたり、周囲にネガティブオーラを振りまくなんて愚の骨頂だと思う。

 

今を楽しく生き、なりたい自分に向かってやりたいことをやる。そうやって生きている人の未来こそ明るいんじゃないかなと、このDVDを観て思うのでした。

 

おわり