男を上げる研究所

「男を上げる」というキーワードを研究対象とし、「理想の男」を目指して未来を拓く事を目的とした研究所

クラスメイト~学園のマドンナに会いに(後編)

クラスメイト~学園のマドンナに会いに(後編)です。

 

前編はこちら

 

man-labo.hatenadiary.com

 

 

学園のマドンナである良美と大人の飲み会で再会するも、おとなしくその会を後にした俺。その後、マドンナとはどうなったのか?

 

※  ※  ※  ※  ※

 

「おつかれー。こないだはどうもね」

 

「おー、楽しかったね」

 

良美から連絡が来たのは先日の飲み会の4日後だった。一応、一次会会計時に、幹事として自分含め全員のLINEを全員に打診し交換しておいたのだ。

 

続けてLINEが来る。

 

 

「ねぇ、今週金曜日飲むって言ってたよね?あれダメになっちゃったからリスケしていい?」

 

(…?)

 

今週金曜日?

 

良美とアポ?

 

え?

 

覚えてないぞ?

 

一度スマホをテーブルに置き、再度記憶を辿ってみる。あ、あれか!合致した。

 

※  ※  ※  ※  ※

 

あの日J子をタクシーに無事に乗せた後、男性陣の1人からLINEが入っていた。

 

「まだ良美と編集子と飲んでる。今日はこのまま解散するから、俺ら家近いし一緒にタクシーで帰ろう」

 

既に終電は無くなっていた。確かにこのご時世、タクシー代もバカにならない。

 

「OK。どこで飲んでる?」

「〇〇っていう焼き鳥屋。いまLINEで場所送る」

 

ここから歩いてすぐだ。

 

「了解ー」

 

実はJ子とタクシー待ちしている間、ディープキスをしていた。J子からは、年始に会った時からずっーと俺に会いたかったらしい。おいおい、全くのノーマークだぜ。

結局J子とは後日密かに会う事を約束してからタクシーに乗せた。

 

秘密はたくさんある方が人生は楽しい。

 

こんな言葉を反芻しながら、何食わぬ顔で今から良美と会うのもこれまた一興だ。

LINEで場所を送ってもらい、〇〇に到着した。男性2人と良美、編集子の4人で飲んでいる。グラスを見たら、皆生レモンサワーを半分しか飲んでない。すぐに帰る雰囲気だ。

俺は、これを飲んだら帰ろうと皆に一言断ってから生レモンサワーを注文した。

それからその店で良美と話をして、彼女が大体飲んでいるのが金曜日だということで、それなら来週金曜日にまた飲もうと口約束をしたようだった。もちろんみんなで、と付け加えた。俺はその約束に行く気も特になかったので、記憶から無くなっていたのだろう。

 

※  ※  ※  ※  ※

 

話を戻そう。

 

「あー、あれね。リスケ了解ー」

 

「てか、約束したこと覚えてる?」

 

「ぶっちゃけあんま覚えてない笑」

 

「おぉい!まじか!まぁまた飲もうねー」

 

怒った顔の可愛らしいスタンプと共に、このLINEラリーは終了した。

良美との記憶が曖昧だったのは本当だ。J子との事もあり、あまり気に留めてなかったのが、結果的に良美をディスる事となった。吉と出るか凶と出るか。

 

その後、1ヶ月ほど互いにLINEはしなかった。もちろん俺からも良美からもあの金曜日のリスケはしなかった。

 

契機

 

(毎回同じ店だとさすがに怒るよなー。俺が会計全部出すんだけどな…)

 

そんな独り言にも愚痴にも取れるような言葉をブツブツ言いながら、俺は会社の近くの喫茶店でスマホを弄っていた。

 

その当時、俺は蒲田駅でたまに会って食事して寝る女性(蒲田子)がいた。

この日も俺は数日後に控えたその蒲田子とのディナーの店を探していたのだ。

 

(…そういえば、良美って蒲田が職場ってJ子が言ってたよな)

 

この時既にJ子とは関係を持っていた。タクシー乗車前の情事から、更に踏み込んだ関係となったのだ。そのJ子とのピロートークで、良美が蒲田で働いている事を何気なく聞いていたのであった。

 

(こないだのLINEから時間も経ってるし、ちょっと連絡してみよう。二兎追うものは二兎とも得る、って金融日記に書いてあったしな)

 

LINEアプリを立ち上げ、慣れた手つきで文字を打つ。

 

「おつかれー。良美って蒲田勤務?〇〇ってお店(パスタが有名な店)知ってる?」

 

5分後。

 

「おつかれっ!蒲田だよ。新卒からずっと蒲田民です笑 〇〇知ってるよー」

 

既読がつく。LINEレスが早い。もしかして…

 

「そっか。今度蒲田に行く用事があるんだけど、〇〇行こうかなって思ってね」

「そうなんだね。〇〇は美味しいから是非オススメだよ。」

「ありがとう。今度行ってみるよ。」

 

LINEのテンポが良い。間違いない。良美はこのLINEを楽しんでいる。

 

「蒲田は週末に男同士で歩くと風俗やキャバクラの呼び込みがすごいから歩けないよ笑」

 

女性が自分から会話を続けようとするのは明らかな脈ありサインだ。

 

「ははは笑その時はちゃんと歩けると思うよ」

 

男同士ではなく、女と行く予定だという事を匂わせる。

 

「蒲田に来るなら今度私も誘ってね笑」

「もし〇〇が美味しかったら、御礼に一杯おごるよ」

 

少なくとも無関心な相手にするLINEの内容ではないと判断。返信のスピードも早い。

 

(学園のマドンナ…か)

 

今までも女性から脈ありサインの感じ取った時は、やはり男として嬉しいのが本音だった。ましてや良美は同級生の中でも有名な美人。いつもと違った高揚感を抑えるのにしばらく時間が必要だった。

 

ほんの些細なきっかけで、男女の仲は深まる。この時もこんなLINEのやりとりが良美との始まりであった。

 

再々会

 

「おつかれー。こないだ蒲田の〇〇行ってきたよ。美味しかったよ」

「おつかれっ!えー、もう行ったんだね。早い笑」

「約束通り、一杯おごるよ」

「やったー。一杯だけ?笑」

「とりあえず、はね笑」

「わかった。でかいジョッキ出す店探しておくね」

「なんだそれ笑  いつ頃ならOK?」

「7月〇日は?」

「OK。場所は渋谷?それか横浜あたり?」

「どちらでも行けるよー」

「じゃあ横浜にしよう。20時でどう?美味しいお店を紹介するよ」

「20時OKー。よろしくねー」

 

蒲田子とのアポを終え、後日改めて俺は良美に連絡をした。店を教えてくれた御礼に、という口実で会う約束をとるつもりだった。アポはトントン拍子で確定した。しかも場所は俺のホームである横浜。横浜プロトコル発案者としても気合が入る。頭の中でのシミュレーションはバッチリだ。何回も通った店を辿るだけ。

 

梅雨の雨すら心地よく感じる…こんな6月なんて生まれて初めてだった。

 

※  ※  ※  ※  ※

 

そして約束の日。

横浜のシンボル的なファッションビルのエントランスに、俺は15分前に到着した。

 

ー先んずれば人を制す

 

あくまでも誘うのは男、誘われるのは女。この原理原則に従い、たとえどれだけの脈ありサインが出ようとも油断してはいけない。女心と秋の空。女は男を減点法で評価する。ワンミスが命取りだ。

 

20時3分、向こうから背の高い女性が歩いて来る。良美だ。初夏を先取りしたライトブルーのワンピースを着ている。その上には白のカーディガン。足元には高めのヒール。170センチに到達するほどだ。化粧は派手ではないが、落ち着いた感じ。アラフォーには見えない。30代前半でもイケる。間違いなく学園のマドンナが俺に会いに横浜へ来ていた。

 

待ち合わせ場所に到着。

彼女はイヤホンをしている。

まだ俺には気づいていない。

 

俺を見つけた瞬間の表情を見逃すな。彼女の今の心境を判断する大事な瞬間だ。

 

俺を探す。俺も探す。

 

目が合う。

 

笑顔だ。

 

彼女がイヤホンを取り、こちらに歩み寄る。

 

・・・さぁ、ゲームの始まりだ。

 

※  ※  ※  ※  ※

 

出会って数時間後、俺たちは横浜のラブホテルの一室で横並びになって座っていた。ここまでの経緯は説明不要だろう。安いホテルの安いソファー、そして安いガラスのテーブル。そこには食べかけのアイスクリームが2つ並んでいる。

 

やれやれ、何度も見た光景だ。

 

「ムカつく」

「まぁそう言うな」

「今まで私は一番じゃないと気が済まなかった。寄ってくる男はみんな優しくしてくれた。なのにあなたは全然素っ気ない」

「そうかな」

 

言葉こそ過激だが、彼女の中の本能は俺を拒絶してない。

 

「こんな安いラブホテ…ん」

 

俺は相変わらず文句ばかり言う彼女の口をキスで塞いだ。沈黙は金なり。今からの2人に必要なのは言葉じゃない。

                    

「うるさいやつだな」

「そういうのがムカつく」

 

口では悪態をついていても、相変わらず拒否する素振りが一切ない。

 

「こないだの飲み会の服装も、今日の服装も、すごくセンスいいよ」

「そう?」

「ああ、でももう脱がす」

「えー、ヤラないよ」

 

俺は首筋にキスしながら、彼女のワンピースのファスナーを優しく下ろす。

 

高級そうな上下おそろいの下着が目の前に表れた。小ぶりな胸に、下はTバックだ。毎週通うヨガ教室の成果が、細いくびれとなって表れる。

 

Tバックか…「今日は絶対ヤラない」と言っていた女が着ける下着か?笑

 

「ベッド行くか」

「行かない」

 

俺は上腕二頭筋と背筋にぐっと力をいれ、彼女を抱きかかえそっとベッドに寝かしてやる。日々の筋トレの成果がこんな時に表れるなんて。彼女はまるで赤ん坊のように俺の抱っこを受け入れた。

 

ベッドに彼女の背中が触れたその瞬間、攻守交代とあいなった。

 

「おいおい、あまり乱暴にするなよ」

「ムカつく」

「何が?」

 

一気に俺の下着を彼女はずり下げる。少し腰を浮かしてやるのはおざなりの優しさだ。

 

「…何して欲しいか言って」

「して欲しい事は、それだよ」

 

彼女は俺の如意棒を時に優しく、時に激しく愛でた。高まる。何が?全てが。2人の全てが、だ。如意棒が戦闘態勢に入る。

 

彼女のそれは、いまにも決壊してしまいそうなダムのようだ。

 

かつての学園のマドンナが、今こうして理性をすっ飛ばして雌と化している。俺の如意棒を握りしめている。はは、同窓会も悪くないな。

 

「ねえ、もういいでしょ?」

「ん、ちょっと待って」

 

俺は枕元に手を伸ばす。スキンの場所は確認済みだ。ギザギザを両手の指でつまみ、中身を傷つけないように開けようとした瞬間、俺の如意棒が情熱と愛欲にまみれた何かに包まれた。

 

「おい、待てって」

「ムカつく…あぁ…」

 

温かい。すぐさま彼女が前後に動き出す。

 

「あぁ…キモチいいぃ…」

「何が?」

 

「大きいね」

「誰と比べて?」

 

「ねぇ…イキ…そう」

「イケよ」

 

その刹那、彼女が小刻みに震えた。言葉はない。女は言葉ではなく、行動に着目せよ。こんな時に何考えてんだか。見れば分かる。彼女は果てた。

 

「おいおい、今のはオフサイドだぜ」

「(ハァハァ)…なにそれ?」

 

サッカーには無頓着な彼女の中から優しく如意棒を一旦引き抜き、スキンを着けて改めてまぐわる・・・。

 

獣と化した2人が同時に果てた頃、安いテーブルの上のアイスクリームは完全に溶けていた。

 

※  ※  ※  ※  ※

 

「ムカつくー」

「まぁそう言うな」

 

何回目かな、この会話も。

 

そう心の中で苦笑いしながら、俺は彼女のワンピースのファスナーを上げてやる。うん、綺麗なうなじだ。この上質なワンピースも、医師である旦那さんのカードで支払ったのだと思うと、少しは丁寧に扱わないとなと目を細めた。

 

と、冒頭に戻る。

 

良美は結婚を条件で決めたとはっきり言った。20代前半までは一人の男と付き合いつつ、言い寄ってくる多くの男とも上手に遊んでいた。勤務医である今の旦那はその中の男の一人かどうかはどうだっていい。そこそこ顔がよく、収入も見込めるその彼と30歳で結婚。2人の子供とともに日々を暮らしている。

 

単調な生活を繰り返すだけ。そんな毎日は彼女は不満だった。

 

ビールと日本酒が大好きな良美とは対照的に、旦那はいつ病院から呼ばれてもいいように酒はほとんど飲まないらしい。それも愚痴っていた。

 

多忙な仕事あってこその優雅な暮らし、なんていう言葉は彼女の頭には無いようだ。

 

経済的にはなにひとつ不自由はない。それでも彼女は働く事を辞めない。

 

「仕事辞めて家でずっと家事と育児をしていたらババァになっちゃうじゃん!」

 

と笑いながら彼女は言う。

 

学園のマドンナであった良美。ほんのささいなきっかけで、かつて下から憧れの目で見上げていたマドンナを、今では俺は裸の彼女をベッドで見下ろすようになっていた・・・。

 

同窓会

 

同窓会に行くのは時間の無駄、と言う意見が散見される。確かに昔の同級生よりも自分が成長していれば妬むやつも出てくるだろう。

 

いい男は努力している。

 

仕事を頑張り、空いた時間は読書や筋トレ。健康にも気を遣い、スキンケアもお手のものだ。そんな男に女は惹かれる。女は何歳になっても女だ。非モテブサイクには冷酷に接する。同窓会にはそんな男が努力家の男の足を引っ張ろうと手ぐすね引いて待っている。そんな男に女は寄り付かない。

 

だからさらに努力家の男がモテて、その他大勢の非モテブサイクは更にモテなくなる。

 

日々の努力の答え合わせとして同窓会に参加するのもアリはアリだ。少なくとも良美のような学園のマドンナやJ子にとっては、そして俺にとっては大いにアリだ。点数こそつかないが、今回の件で俺は少なくとも赤点ではないと自負できた。

 

全ては本人の考え次第。受け入れるもよし、拒むもよし。

 

楽しい方を選ぶ。たったそれだけでいい。

 

おわり

 

追伸

これから同窓会へ出席しようとしている人はこのツイートを参考にしてみよう。