男を上げる研究所

「男を上げる」というキーワードを研究対象とし、「理想の男」を目指して未来を拓く事を目的とした研究所

非モテ回顧録~あの時僕はモテなかった その3 メンヘラ嬢が部屋に籠城編

「アタシ、納得いくまでここから一歩も動かないからね」

 

某メンヘラ嬢が部屋に居座り、6時間ほど籠城された事がある。

 

毎度のことながら、自分の非モテ要素が招いた自業自得なんだけど、なかなかキツかったなぁと今でも思うので、今日はその事の顛末を思い出して書いてみようと思う。

 

 

 

あれは自分が25か26歳くらいの時だった。仕事にもだいぶ慣れてきて、夜飲みに行って2次会でおねーちゃんがいるような店に会社の経費で行くことが出来る、今思えばとっても贅沢な時期であった。

 

その日も、女好きの上司に連れられて、横浜にある野毛町という街のいわゆるキャバクラビルに僕らは吸い込まれるように入っていった。

 

この日突撃した店は「コスプレキャバクラ」だった。要するに、キャバ嬢がやれナースだとかレースクイーンだとか、キャリアOL風だとか、そんなコスプレをしている店だ。今思えば何とも下品で何の面白みもない店だったが、当時彼女もおらず、性欲だけはいっちょ前に平均以上にあった私は少しスカシながら席についた。

 

「こんばんわー」

 

ピンクのナース服を来たコが私の隣に着席。名前はもう思い出せないので、ここはナース子としておこう。かなり細いが顔は可愛い感じだ。全盛期の榎本加奈子のような雰囲気だった。

 

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私の女性のタイプは、比較的むっちりしていておっぱいも大きいおおらかな女性なので、このナース子ははっきりいってタイプではなかった。

小一時間ほど適当に会話をしつつ、駅の自動改札にSUICAをかざしたら自動的に扉が開くが如く、彼女は営業用の名前を書いた、営業用の名刺に、売れないアイドルが書きそうなひどい丸字で営業用のメールアドレスを書いて私に渡した。

 

「今日は楽しかったヨ。また来てね♡」

 

こんな虚しいメッセージを横目で見つつ、私はそのアドレスを自分の携帯電話にインプットした。

 

※  ※  ※

 

後日、何度かのメールのやりとりを経て私はナース子と食事に出掛けた。「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」の精神で、当時の私はそういったお店で貰った名刺に書いてあるメールアドレスには片っ端からメールを送るようにしていた。メッセージはもちろん全て同じ。

 

「こないだはどうもね(^^)今度もしよければ飲みに行こうよ」

 

このメッセージをコピペして色んなキャバ嬢に絨毯爆撃していたのだ。その投下したメール爆弾がたまたまナース子にヒットし、飲みに行くことになったのだ。

場所は確か横浜駅西口の天狗だったか魚民だったか、とにかく適当に探した居酒屋。元々好みのタイプではなかったので、まぁセックスできればいいなぁくらいの軽い気持ちで適当に彼女の話しをツマミにビールを飲んだ。

 

「終電もないし、ウチこの近くだけど寄ってく?」

 「うーん、じゃあそうしようかな」

 

 大衆居酒屋を出て、軽い気持ちでこの言葉を吐いた。お酒がほとんど飲めないと言うナース子はこの日もほぼウーロン茶を飲んでいたのだが、何故か私の軽い提案に軽く快諾した。

 

俄然やる気になった私は、久しぶりのセックスにありつけると思い荒くなった鼻息を悟られないように気をつけつつ、自分の部屋に招き入れた。

 

が、結果はヤれず。何度か迫ったけど「ヤラないよ」の一言でその手といきり立ったムスコを引っ込めた。一見紳士的に見えるだろうが、グダ崩しの方法を知らなかったのでただ単に女性の言葉を真に受けてビビっただけなのだが。

 

もうこのナース子とはこれっきりにしよう、と今の自分なら思えるのだけど、そこは非モテ全開、性欲全開の当時の私。一度飲みに行って部屋にまで来たのだから、次こそはセックスできるだろうとタカをくくって、再度飲みの打診をしたのが悲劇の始まりだった。

 

※  ※  ※

 

この日もはじめは居酒屋へ。ナース子の話をフンフン聞きながら、終電が終わる時間まで粘った。彼女も終電間際になっても時間を気にしようとしない。今日がXデーかと気合を入れ直し、再度部屋に誘うとあっさり快諾。前日に部屋、ベッドを念入りに掃除した労力の元がこれでとれるな、と一人ニヤニヤしながら一緒に部屋に入った。

 

が、部屋でセックス打診するもまた「ヤラないよ」の一言。じゃあなんで部屋まで来るんだ?という気持ちと、みなぎった性欲のせいでイライラし始めた私はこう言った。

 

「えー、じゃあなんで部屋来たんだよ?こんな事なら呼ばなきゃよかった」

「・・・は?なにそれ?それってヤリ目じゃん。付き合ってもないのになんでそんな事(セックス)しなきゃなんないの?」

「・・・え、いや(やべー、目が座ってる・・・)」

 

彼女がおもむろにカバンから大量のクスリを取り出した。何種類もある錠剤を全部で20錠ほどテーブルの上に並べ、おーいお茶で手際よく服用しはじめた。

 

「どういうつもりでアタシを呼んだの?」

「え、いや、その・・・(ヤリたいからなんて言えないぃ・・・)」

 

 

「アタシ、納得行くまでここから一歩も動かないからね」

 

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BINGO!

そう、彼女はメンヘラだったのだ。やせ細った手足、大量の錠剤、座っている目、中身が整理されていない汚れたバッグ、ガラケーに付けられた大量のストラップ、思い返せば誰がどう見たってメンヘラ確定である。

 

彼女のいないセックス不足の私は、そのメンヘラ要素を完全に見落としていた。榎本加奈子に似たコスプレキャバクラのナース子とヤれたらラッキー♪くらいに考えていたのが大きな間違いであった・・・。

 

※  ※  ※

 

・・・6時間後。外は新聞配達のバイクの音と、雀の鳴き声が聞こえ始めていた。

 

 

私は彼女を必死に説得した。軽い気持ちで部屋に誘いセックスしようとした事、付き合う気はない事を詫びた。

彼女の「お前なんか地獄の底まで突き落としてやる」という気持ちがビンビン伝わって来そうなほどの鋭い目つきと、クスリのせいか青白くなった顔面から出る殺し屋のような表情が収まるまで、ずーっとひたすら詫びた。もし映画「交渉人」のオーディションがあったら主演のケビン・スペイシーを差し置いて私が主演できるくらい、部屋から出ていってくれるようネゴシエートした。

 

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映画「交渉人」

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決まり手は、二人が今いる部屋が実は会社の借り上げで寮扱いになっているという言葉だった。寮なので本当は他人を連れ込んではいけない、もし会社や上司にバレたらクビになってしまうという、とっさに出た半分本当で半分ウソの言葉が彼女の心を動かした。今思えば、ナース子も必死に部屋を出ていってくれと懇願する目の前の非モテ男に愛想が尽きたのだろう。やはり女性は非モテには冷酷なのだ。今回はその要素が私にとっては良い方向で働いた。

 

ジップロックに入れられた大量のクスリを手に取り、それをこ汚いバッグに入れると、そのバッグは太った猫みたいに膨らんだ。

 

バタン。

 

1Kの部屋の玄関から、彼女は出ていった。テーブルの上のおーいお茶はいつの間にか空っぽになっていた。

 

「ふぅぅぅぅぅぅ・・・」

 

世界で最も深いと言われているマリアナ海溝の最深部、チャレンジャー海淵より深い溜め息をついたのは、後にも先にもこの時だけだった。

 

6時間の死闘を終えて、その日は興奮と後悔と疲れで一日中頭痛がしていた。ま、自業自得なのだが。とにかく私は人生初のメンヘラワールドから無事に生還した・・・。

 

これがメンヘラ彼女に6時間籠城された時の記憶である。

 

まとめ。

 

非モテセックス不足の状態になると、とんでもない地雷を踏むことになる事がお分かり頂けただろうか。冷静に見れば、居酒屋の時点でナース子のメンヘラ要素をひとつひとつ把握できたはず。ヤリたい気持ちは男を盲目にさせる。特に20代の成人男性の性欲は異常だ。冷静な判断を鈍らせる。

 

常にセックスに対して、女性に対して主体的であれ。

能動的に手に入るものには必ず棘がある。

その棘の毒が全身に回って人生を棒に振らないように気をつけるべし。

 

 非モテの正体はこちらから。

man-labo.hatenadiary.com

 

おわり

 

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